中国常州ホテルでの隔離生活の詳細

ホテルについて

関空から常州に入った私の場合、隔離先となるホテルは常州市にある「明都楓沢山庄(明都枫泽山庄)」というところで、リゾートホテル風ですが、実際は郊外の何もないところにあります。窓は大きく、付近は緑化された住宅地です。私の側からは、人工池とテニスコートだったところが駐車場になっているものが見えます。

ホテルに入るまでの各種説明

空港を出るバスが埋まると、バスは30分ほどでホテルに到着します。

到着するのはホテルの裏口のような場所で、そこには簡易な受付所が設けられ、あらかじめ一人ひとり用意されていたリストとの照合、部屋番号を書いた札を渡され、直接部屋のある階に案内されます。この際日本人であれば日本食(といってもあまり日本風ではないが)の追加用メニューを渡されます。

各階には数人の担当者がいて、部屋番号の札を見せるとそのまま部屋まで連れていかれます。部屋につくと消毒液の使用の仕方、体温計と1日2回の体温を報告することが説明され、それで後は部屋を出ないようにという説明で終了。

全体的に一人一人をあわただしく部屋に入れる作業に追われています。全体での説明やら質疑やらそういったものは一切なく、個別にもホテルのサービスについての説明はほとんどありません。

食事について

1日三回食事が配布されます。基本的に中国の普通の食事で、まだ2日目ですがとくにまずいものではなく、ちゃんと味付けがされていて食べることができます。

壁には追加オーダー用のメニュー(ビールやおそらく白酒?)、さらに受け付けて渡された追加オーダー用のメニューがありますが、現在の3食食べてたら量が多いので、まだ頼んでいません。

オーダーは基本的にQRコードで金額を支払って電話でメニューを伝えるようになっています。

 

アメニティについて

最初からタオルはバスタオル1枚とフェイスタオル2枚が備え付けられてあります。毎日の掃除や交換はもちろんなく、追加や交換に関する説明は一切ありません。

このままこの3枚を洗濯して使うのかな、と思っていましたが、2日目にフロントに電話してタオルを持ってきてほしいといったらあっさり追加でもってきてくれました。とくにバスタオル(浴巾 YuJing)と、最初はなかった足ふきマット(地巾 DiJin)を持ってきてもらったのは助かりました。

そのた歯ブラシや石鹸などは通常のホテルと同様部屋に備え付けてありますが、この辺は自分の使いたいものを持ってきたほうが基本的に良いでしょう。

差し入れや宅配について

ルールとしては「生活必需品」については差し入れや宅急は可能、ただしすべてフロントで中身をあけて確認してからホテルの担当者が部屋まで届ける。飲み物や食料、菓子類は禁止だそうです。

「生活必需品」については電話で聞いたら、シャンプー類、下着類、仕事で必要な書類などもOKだそうです。逆にダメなものは聞いていませんが、おそらく明確なルールは定めていないと思います。常識の範囲内ということなんでしょう。

腕立て用のバーとか、腹筋用のローラーが欲しくなりました。タオバオで買ったら怒られるでしょうか。あとでやってみたいと思います。

ネットについて

ずっと部屋にいますし、テレビは中国の放送だけなので、ネットがないと退屈します。部屋のWifiの回線そのものは悪くないのですが、日本のサイトを見るためのVPNを立ち上げると、私の場合はうまくいったりうまくいかなかったりです。

こんなこともあろうかと、日本のamazon で14日間使い放題のローミングSIMを購入しておきました。ローミングSIMとは香港で発行される中国国内で使用できるSIMのことで、このSIMでのデータ通信は中国の検閲を経由しないので、YoutubeやFacebookがVPNなしでも利用できます。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07KYCZNYL/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&th=1

結果的にはこのローミングSIMは大活躍で、朝から晩までこちらを使ってネットを楽しんでいます。

上記にある通り生活必需品の差し入れは可能なので、中国での隔離中に困っている方にこのようなSIMやモバイルWifiを届けることは可能かと思います。

ちなみにそもそも中国の空港に着いた段階で、私のもともとの中国SIMでは通信ができなかったので(おそらくちょうど1年のデータパッケージが切れてた)その意味でも購入したローミングSIMは大助かりでした。

その他

もしこれから常州便で中国に向かう方、現在このホテルに滞在中のお知り合いでいろいろと知りたいことがある方は遠慮なく私の電話番号のWeChatに追加申請をしてください。お役に立てればと思います。