本日、マイクロソフト中国のWeChatオフィシャルアカウントにて、「マイクロソフトPower Platform」が中国市場にて正式に商業利用開始になった、という記事が発信されました。
これまでもマイクロソフトのWeChatアカウントではPowerAppsなどの紹介が幾度となく流れてきていましたが、それらは国際版のOffice365を念頭に置いたものでした。
今回の記事の中では、「世紀互聯の運営による Power AppsとPower Automateは本日中国で正式に市場に投入されてました」と書かれているので、中国版のOffice365で利用できるようになったと考えられるかと思います。
私が先ほど手元にある中国版Office365にログインしてメニューを見たところでは、まだPowerApps等のリンクはありませんでした。
このWeChatの記事の中にも中国版PowerApps のリンクなどはありません。また後程時間のあるときにじっくりと探してみようとおもいます。
現在ではTeamsの方が日系のお客様からはよく質問されますが、それも今回の記事にはありませんでした。ただマイクロソフトがSkype for Business Online のリタイアを計画していることが正式にされている以上、中国のOffice365でもずっとSkype for Business Online がメンテナンスされることは考えにくいでしょうから、いつになるかはわかりませんが時間の問題であるとは思われます。
(以前の記事にも書きましたように、展開方法や時期については全く予測ができませんので、あくまでも参考としてください。)
(2020年6月20日 補足)
1.
中国マイクロソフトに近い筋の人からの話によると、今回のPowerAppsは独立したメニューとしてのみ契約が可能で、Office365に付属して使用できるようにはなっておらず、その計画もないそうです。非常に残念。
2.
powerautomate.cn のアドレスでPowerAutomateの中国版ホームページは確認できましたが、国選択より前に進むことは現状できていません。