現在弊社では香港版Office365のTeamsを使用しているお客様に対して、社内ポータルのシステムから自動的に外部ゲストを追加するシステムを構築しています。
その際に、外部ゲストとして入力するアドレスによって時折内部エラーが表示されるというレポートがあり、調べたところ以下のようなエラーがAzureから返されていました。
The user you’re inviting is from a national cloud. To collaborate with this user, ask them for a different email address associated with a directory in this cloud or create a user account for them in your Azure AD directory.
どうやらこれは、国際版のOffice365に中国版のOffice365のアカウントを追加しようとした際に発生するようです。
海外のフォーラムを検索すると、ドイツのOffice365に登録されているメールアドレスを招待しようとした場合も同様のエラーメッセージが出るようです。
私自身もここ最近は外部ユーザーの追加について詳しく見ていなかったのですが、以前であれば通常は中国Office365ユーザーの場合でも普通にメールアドレスの追加はできて、受取側でこのアドレスは使用できないためにMicrosoft アカウントを使用してくれと言われていたと記憶しています。
もしかしたら、Azure側で「必ず招待されたメールアドレスでログインする」という設定の場合にこのようになるのかもしれません。
細かな検証はできていないのでまた情報があれば追記します。